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では次に株式投資の売買における基礎知識を確認しておきましょう。
指値注文・成行注文といった新しい用語もでてきますので、しっかり覚えておきましょう。


【株の売買に必要な基礎知識】
@株の投資単位
株には投資単元が決められています。
銘柄(会社)によっては売られている株数が違うのです。
例えばヤクルト本社の株は投資単元は100株です。(確認できましたか?)
「ヤクルトの株を買いたい!」と思ったら、
ヤクルトの株価×100(株)=ヤクルトの株を買うのに必要な最低資金

これだけ資金が必要なんです。

投資単元には1株、10株、100株、1000株などがあります。(50株とかいうのもあります。)
各銘柄によって投資単元は決められているので、投資単元にはじゅうぶん注意して最低必要資金を把握しましょう。(ミニ株という制度もあります。これは投資単元の10分の1の株数分だけ購入することができる制度です。最低必要資金が高いときに活用しましょう。)



A注文方法(成行・指値注文)
次にいざ売買するとき、証券会社に買い・売り注文をだしますが、実はその注文方法は二つあります。

成行注文と指値注文です
成行注文というのは読んで字のごとく注文を相場の成行にまかせます
指値注文というのは買い値を自分で指定することができます。
表を見ながら理解していきましょう。

(気配値・・・・・・・・・・・株価の値段
 売気配株数・・・・・・・売り手の人たち
 買気配株数・・・・・・・買い手のひとたち
 このような表を
と言います、覚えておきましょう。)

このような状態で成行買い注文を出した場合は1700円で買えます
成行売り注文を出した場合は1691円で売れます
つまり買ったら青い所の値段で売買成立して、売ったら赤いところの値段で売買が成立します。相場の成行にまかせているので成行注文といい、売買はすぐに成立します

対して、指値注文というのはなかなか約定しないかもしれません。なぜなら自分が指定した値段で待ってなければならないからです。板の買・売気配株数にある注文の状況は全部指値注文です、
みんな自分が指定した値段で待ってるんです。

では次に実際に売買をシミュレーションしてみましょう。



【売買シミュレーション】
あなたは架空の銘柄Aに興味を持ちました。
この架空の銘柄Aは来期の業績が良いらしく、いまのうちに買っておこうと思ったあなたはまず証券会社のサイトで板を見ます。

現在の状況では562円で100株が最も安く買えるようです。
そこで100株だけ562円で買い注文だしました。一応指値注文にしておきました。
(成行買い注文にしても562円で買えますが、もし注文を送信する直前に誰か他の人が1秒だけはやく成行買い送信していたら、あなたの買い値はそのうえの563円になります。これが563円だからよいものの、場合によってはもっと上の値段で売買が成立してしまう恐れがあります。成行注文の気をつける一番重要なところです。)


見事、562円で100株買うことができました。あとは株価の値上がりを待つだけです。はやる気持ちを落ち着けて、あなたは最低半年間はこの銘柄Aを保有することにしました。


そして半年後・・・・・・・・・。


半年間、株価もチェックせずにいた銘柄Aの株価はどうなっているのでしょうか。
あなたはさっそく現在の板を見てみました。

562円で買った銘柄Aは、なんと現在の値段にして751円で売ることができるようになっています。
さっそく持っている銘柄Aを売って利益を確定させようと思ったあなたは、752円で指値売り注文を出してみました。
15分後・・・・・・誰かがあなたの100株を752円で買ったようです。
利益が確定されました。



増えた利益は、
752−562=190
190円×100(株数)=19000円
利益は19000円でした。ここから売買の手数料二回分(買いと売りそれぞれ500円を手数料としてます)を差し引くと・・・・。
19000−1000(売買の手数料)=18000

利益は18000円です。

「やったー!」と喜んでいるあなたは利益がきちんと増えてるかどうか証券会社の口座で確認します。



しかし、証券会社の利益は18000円となっていません。
16200円となっています。

「あれ??なんで少ないのだろう?」


※この原因はなんだか分かるでしょうか?
ちなみにあなたの口座は特定口座(源泉徴収あり)となっています。
そう、原因は税金を差し引かれていたからです。

次に株式投資にかかる税金について説明していきます。



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